2014年1月28日火曜日

岩波ホールの映画とお食事を楽しむ会 Part2                       「少女は自転車にのって」

 
昨年に引き続き、今年も岩波ホールとのコラボイベントを実施いたしました。
「岩波ホールの映画とお食事を楽しむ会」というタイトル通り
映画とランチがついたイベントです。 (協力/アルバトロスフィルム
 
今年の映画は、サウジアラビアの映画「少女は自転車にのって」。
サウジアラビア初の女性監督による作品で、ヴェネチア映画祭などの国際映画祭で
数々の賞を受賞した話題作です。
 
アラビア圏の文化にはあまり馴染みのない方も多いかと思いますが
この作品は、少女の目を通して古い因習など
現在のサウジが抱えるさまざまな問題を垣間見ることができます。
 
岩波ホールで作品を鑑賞した後は、徒歩で庭のホテルへ移動。
グリル&バー「流(りゅう)」にて
シェフ特製の映画にちなんだスペシャルランチをお召し上がりいただきました。

 
 イベントにちなんだスペシャルメニュー
 
前菜 「鱈とジャガイモの包み揚げ サモサ仕立て」
サモサはインド料理かと思っていましたが、サウジでもポピュラーのようです。
 
メインディッシュ 「地鶏のプレゼ カプサ風」
映画の中でも登場したサウジアラビアの代表的料理カプサをイメージして作りました。
 
お食事をたっぷりとお楽しみいただいた後は
2Fのファンクションルームにて
岩波ホールの岩波律子支配人による映画のお話と
今回の映画の字幕監修を担当されたサウジアラビアのスペシャリスト
辻上奈美江先生(東京大学総合文化研究センター 特任准教授)の
サウジアラビアの文化についてのお話をお聞きいただきました。
 
家族の形や男女の関係、あり方など
サウジの一般家庭にホームステイのご経験もある辻上先生のお話は
とても興味深く、参加者の方からも次々と質問が飛び出し
あっという間に時間が過ぎてしまいました。
 
映画、ランチ、レクチャーと盛りだくさんで
サウジアラビアが少しだけ身近に感じられた1日でした。
 

  岩波ホールの岩波律子支配人


辻上奈美江先生
 
「少女は自転車にのって」は、2月7日(金)まで岩波ホールにて上映中です。
庭のホテルのフロントでもチケットをお取り扱いしております。
ぜひ、ご覧ください!
 
 
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映画 「少女は自転車にのって Wadjda」
 
2012年/サウジアラビア・ドイツ合作
アラビア語/97分/ビスタサイズ/デジタル5.1ch
監督ハイファ・アル・マンスール
提供ニューセルクト
配給アルバトロス・フィルム
公式サイトwww.shoujo-jitensha.com
字幕翻訳石田泰子
資料監修辻上奈美江
公開2013年12月14日より
岩波ホールほか順次全国ロードショー
(岩波ホール公式サイト)